2018.9.5
ダイエット
50代のダイエット方法
50代を過ぎると昔はダイエットをすれば落ちていた体重が、いくらダイエットをしても落ちないばかりかすぐ体重が増えてしまうように。50代以降の女性の体とダイエットについて調べると年代による違いが判明しました。代謝が落ちていく50代の太り方と健康的に痩せるコツを紹介していきます。
10代との基礎代謝の違い
基礎代謝とは人間が生きていくために最低限必要な生命活動、つまり内蔵を動かしたり体温を維持するなどに使われるエネルギーの事です。一日分の基礎代謝量に相当する分と日常的な活動による分を足した消費カロリーより、多くのカロリーを摂取をすると、余って消費されなかったカロリーは脂肪として体に蓄えられてしまいます。
50代の専業主婦を中心に一日の推定エネルギー消費量を調べると1.544±258㎉という結果が出ています。10代で基礎代謝量のピークを迎え、そのあとは年齢が上がっていくにつれて基礎代謝量は減っていきます。10代と50代の基礎代謝の差は一日300㎉にもなります。
10代と50代の基礎代謝量が違う一番の原因は筋肉量の低下です。10代では体を作り上げるためのエネルギーが必要でなにをしなくても消費されます。20代半ばに入り、ある程度体が出来上がると成長の為のエネルギーは必要では無くなっていきます。さらに40、50代になれば歳を重ねていくごとに細胞が生まれ変わるサイクルも遅くなっていき、よりエネルギーを必要としなくなり基礎代謝量は減っていきます。
太る原因
太る原因は基礎代謝の低下とホルモン量の急降下です。50代は代謝力が減っていき、1日に消費される基礎代謝量はピークの10代と比べて200㎉以上減少します。ですので、たくさん食べているわけでもないのに体重増加やお腹や腰周り、顔の輪郭などに脂肪がつき、中年太りと呼ばれる太り方の人が増えていきます。
また、閉経後は女性ホルモンの分泌がほとんどなくなってしまうためどんどん太りやすい体になってしまいます。
ダイエット方法
50代のダイエットは体重を落とすよりも健やかな体を作ることを目的としましょう。激しい運動や無理な食事制限は体に悪く、かえって代謝を低下させてしまうことがあります。しかし普通に食べていても太る世代ですので、消費カロリーを意識しながら生活することが大切です。毎日体重を計る、隙間時間でも体を動かすなどダイエットを習慣づけるようにしましょう。ウォーキングや水泳など膝や骨に負担がかからない有酸素運動やエクササイズを取り入れたほうが良いと言われています。
消費カロリーを上げる運動
普段の生活で消費カロリーをあげるためのちょっとした運動を紹介します。毎日の掃除機をかけるとき片足を大きく前に出し腰を落とし後ろ側の足を床に付けない状態をキープさせるというものです。また歩く時は大股で歩く、料理中につま先立ちで作業する、エレベーターではなく階段を使う。といった簡単な運動を毎日おこなうことで消費カロリーを上げることができます。
食事の摂り方
代謝が落ちてくる50代だからこそ食事はきちんと朝、昼、夜食べるようにしてください。バランスよく栄養素を摂取すれば筋肉を作ることにつながり肌の調子もよくなります。脂肪を減らすためには体内の糖質や脂質を代謝させる必要があり、そのためには野菜に含まれるビタミンやミネラルを積極的に摂取するべきです。また炭水化物は食事の後半に食べる事をお勧めします。代謝が落ちている状態で体内に糖質を摂り込むと吸収されやすくなり体内に蓄えてしまうためです。
まとめ
50代のダイエットについて調べると、無理に行うダイエットは骨や関節を痛める可能性があるため、簡単で健康的になおかつ継続的にできるダイエットが相応しいことがわかりました。みなさんも試してみてください。
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